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レーザー治療

花粉症・アレルギー性鼻炎のレーザー治療って何?

鼻の粘膜表面をレーザーで焼いて、粘膜を変性させて、アレルギー反応がおこることを防ぐ治療です。
レーザーの種類はいくつかありますが、当院では炭酸ガスレーザーを使用しています。
レーザー治療は保険診療で行え、3割負担の方で約1万円です。

どんな方に向いているの?

通常の薬物療法で十分に症状が改善しない場合、薬物療法の副作用が強く出てしまう、薬を服用するのが難しいといった方にレーザー治療が検討されます。
また、鼻づまりにより効果が高いといわれているため、鼻づまりの方にもよい治療です。

どのくらい効果があるの?

くしゃみ、鼻水、鼻づまりに効果があり、鼻づまりに対しては80%以上の方に症状が改善したという報告があります。
しかし、効果には個人差があり、治療効果が出にくい方もいらっしゃいます。
また、鼻症状に対する治療で、目やのどの症状には効果はないといわれています。

どのくらい効果は持続するの?

レーザー治療は永続的に効果が持続する治療ではありません。
通常、6か月から2年程度効果が続くといわれています。
効果が下がってきた場合は、再度、レーザー治療を受けることが可能ですが、あまり頻回に焼きすぎると鼻粘膜の機能が低下してしまう可能性があり、注意が必要です。

何歳くらいからレーザー治療はできるの?

はっきりとした基準はありません。レーザーで鼻粘膜を焼いているときにじっとしていられるかどうかが重要です。
目安としては小学校高学年以上になると思いますが、お子さんによって多少変わってきます。

いつごろレーザー治療をするのがいいの(季節はあるの)?

通年性の方はよほど症状がひどくない限り、いつでも治療可能です。レーザー治療では鼻粘膜を焼くため、術後は一時的に(約1~2週間)鼻症状が悪化します。
そのため、花粉症の方は症状が出る前(なるべく12月ころまで)にレーザー治療を行います。

だれでも治療できるの?

高血圧、心臓疾患などの持病がある方、血液の流れをサラサラにする薬を内服している方、麻酔薬や薬のアレルギーのある方、鼻内の形態によっては行えない場合がありますので、診察時にご相談ください。
特に血液の流れをサラサラにする薬を内服されている方は事前に薬を処方している主治医に手術可能かご相談してください。

実際の治療の流れ

レーザー治療は原則、予約制で平日に行っておりますが、平日の治療が難しい方のご相談もお受けしております。

  1. 問診・検査
    問診でレーザー治療を行った方がよいか、時期をいつごろにするかなどをご相談します。また、必要に応じて、アレルギー検査(血液検査)、手術前検査を行います。
  2. 麻酔(局所麻酔)
    鼻粘膜に麻酔と血管収縮(粘膜を収縮させます)作用のある薬液をスプレーします。続いて、スプレーと同様の麻酔・血管収縮作用のある薬液を浸した小さなガーゼを鼻内に挿入して10~20分待合室でお待ちいただきます。
  3. レーザー治療(下鼻甲介粘膜焼灼術)
    診察室の椅子に座っていただき、ガーゼを抜き、レーザーで鼻粘膜を焼灼(焼く)していきます。ときどき、内視鏡で確認しながら、しっかり焼灼します。治療は片方で5分程度で終了します。レーザー治療中の痛みや出血はほとんどありません。
  4. レーザー治療後の診察
    レーザー治療後、1~2週間後に鼻内のチェックのため、受診していただきます。

※手術前日は過度の疲労やストレスを避け、暴飲暴食はせず、アルコール摂取も控え、睡眠をしっかりとって、体調を整えるようにしてください。
手術当日は入浴や激しい運動、アルコール摂取は避けてください。
また、手術から1週間程度は激しい運動や長時間の入浴などはさせてください。

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